2023年11月15日
【Mac版】ずんだもん動画の作り方
はじめに
ずんだもんは元々、SSS合同会社が運営する東北地方応援キャラクターとして誕生したものでした。しかし音声合成ソフトVOICEVOXに導入されたことをきっかけに、自動音声として活用され、Youtubeなどの動画サイトでもよく見かけるようになりました。
チャンネルなどにおける配信用の動画制作はもちろん、個人的な動画のナレーションとして使うのもよいかもしれません。今回はMacでの「ずんだもん」動画の作り方をご紹介します。
VOICEVOXの導入
まずは音声合成ソフトVOICEVOXをインストールしましょう。こちらはMacにも対応しているので安心です。公式サイトからダウンロードすることが可能です。Macを選ぶとCPU版しか選択できなくなってしまいますが、一般的な用途としては問題ないので気にしなくて構いません。サイトにも書かれているようにインストーラーを使用しましょう。
音声の作り方
VOICEVOXの操作
実際に音声を作るのは非常に簡単です。デフォルトでは「四国めたん」になっているので、画像の丸部分をクリックして「ずんだもん」に変更しましょう。あとは文章を入れてボタンを押せば、合成の処理が始まります。一行ごとに書き出すことを考えて、適度な長さに区切って出力するのがコツです。
文章で漢字を使っても、ある程度はソフト側で読み方を判断してくれます。読み方やイントネーションに不満がある時は、画面下部分の微調整機能を使いましょう。今回は入門編ということでこの調整には詳しく触れません。こだわりすぎると動画の完成が遠のくこともあるので、まずは深く考えず作っていきましょう。
文章の作り方
ご存知のように「ずんだもん」の特徴は「〜なのだ」と言った語尾を使う独特の話し方です。もちろん単に声質だけを使うこともできますが、せっかくならこの個性も活かしておきたいところです。
他の人の動画を参考にするのも一つの手です。ただこれだと自分だけの微妙な差別化は難しくなるでしょう。AIキャラクターアプリ『Eveki』を使えば、AIに「ずんだもん」の話し方をさせた上で、自分好みの設定を追加できます。
会話内容はそのまま文字起こしすることもできるので動画制作にも最適です。また、通常のチャットもできるので、ユーモアある会話も自然と出来上がっていきます。これを動画に組み込めば、単なる解説動画ではなくなるので似たチャンネルとの差別化もできるかもしれません。
動画との組み合わせ
MacはWindowsと比べると動画制作ソフトの選択肢が少ないのが現状です。本格的に創作するというより、とりあえず「ずんだもん」を使ったみたいという人には以下がおすすめです。
Canva
無料で使えるデザインソフトです。アプリ版もありますが、デスクトップ版でもほとんど問題ありません。Canvaの強みは手軽に動画が作れることにあります。スライドショーを作るように画像や音声を配置することができるため、初心者でも迷うことなく操作できます。
無料で使える画像やBGMの素材も豊富なので、とりあえず仕上げたい時には最も便利だと言えるでしょう。
iMovie
Apple製の動画制作ソフトです。他に比べるとシンプルですが、その分無駄な機能に悩まされずに作業することが可能です。少なくともMacに合わせて作られていることは保証済みなので、その点も安心です。
こちらもある程度の素材やアニメーション効果は備えられています。珍しいテイストのものもあるので、うまく活用すれば一味違うものが出来上がるかもしれません。
注意点
「ずんだもん」など、キャラクターやソフトの利用規約には必ず目を通しておきましょう。インターネットで調べたから大丈夫だと思っていても、その情報が古いと変更に気づけない可能性があります。
まとめ
「ずんだもん」動画の作り方はMacでも難しくありません。VOICEVOXをダウンロードし、欲しい音声を出力しましょう。あとは色々な動画制作ソフトを使って、それを動画と組み合わせるだけです。「ずんだもん」は誰でも気軽に楽しい動画を作れる魅力的なキャタクターなので、ぜひ創作にチャレンジしてみてください!