2023年05月25日
Evekiを使ってAIずんだもんを作ろう!
以前こんな記事を書きました。
今回はこれにいくらか加筆し、より「ずんだもん」を再現できるような方法をご紹介します。なお本記事の内容は「〜のだ」という話し方をする他のキャラクターの再現にも活用できるものです。
ずんだもんについて
どんなキャラクター?
ずんだもんはSSS合同会社が運営する東北地方応援キャラクターとして誕生したものでした。しかし音声合成ソフトVOICEVOXに導入されたことをきっかけにYoutubeなどの動画サイトでもよく見かけるようになり、それらにおける汎用キャラとしての役割の方が目立っています。
ずんだもんの特徴は何といっても「ボクはずんだもんなのだ」「元気なのだ」というような「〜なのだ」口調です。今回の目標はこの「〜なのだ」口調を導入した会話AIを作ることです。
AIの下知識は?
言語モデルには人間でいうところの「常識」のように基礎的な知識なら答られるという能力があります。これを応用することで、名前に「織田信長」と入れるだけでそれらしい話題を導き出せるのです。
それでは「ずんだもんのように話して」と指示するのが一番早いような気がしますが、2023年現在では基本的にはずんだもんの詳しい情報はありません。また仮に情報が更新されたとしても、二次創作をされやすいキャラクターの場合は、ユーザーそれぞれに微妙に異なったキャラクターのイメージがあるため、この方法に頼るのは少し不安があります。
アプローチ
アプリの準備
まずはAIキャラクター制作アプリ『Eveki』をダウンロードしましょう。アカウント登録はAppleとGoogleのどちらでも構いません。ログインをすることでAIの保存が可能になります。チュートリアル表示では「AIを作る」方を選択しましょう。
作り方
名前は「ずんだもん」にしておきます。設定は自由です。公式に忠実なものが作りたいのであれば「ずんだの妖精」でも問題ありませんが、少し抽象的な表現なので会話には反映されにくいかもしれません。「会社員」「レビュワー」などを加えてみても面白いでしょう。
その他趣味やいいそうな事も自分好みに設定してみましょう。一応アプリ側でも対策はしていますが、万が一自分の設定が心配なら非公開にして以下のガイドラインを確認しておきしょう。
https://zunko.jp/guideline.html
キャラクターは「のんき」を選択します。これはAIに「〜なのだ」という話し方をしてもらうためのパラメーターです。ここを決定することで一気に再現度が上がります。あとは公開するかどうかを選んで完成となります。
実際の会話
理想通りの会話が出力されました!これはあくまでサンプルですので、ぜひ自分好みに調整してみてください。